真狩高校大豆プロジェクト実施への運び(1)
- 2016/10/12
- 大豆プロジェクト
はじめに
このプロジェクトは、地域おこし協力隊として、1年間道の駅に従事させていただき、真狩高校生たちの活動を見守らせていただく中で誕生したプロジェクトです。
昨年の5月、私自身が農業体験開拓先として、各農家さんを巡る中、真狩高校生の有機研修を知り、同行させていただきました。実習生たちに動機を伺うと、「僕は将来流通の仕事につきたいからここで学んでいる」、もう一人は、「有機農法をしっかりと学びたい」という強い志を持っていたことに、とても感心しました。
高校生の野菜即売会や高校カフェ「La Lamikka」の「野菜スイーツで村を元気にプロジェクト」会議にも参加させていただく中、村の発展や未来を担う子どもたちの活動に、明るい兆しを感じていました。ならば、村おこしとして、農業を学ぶ子どもたちと一緒に何かできないかと昨年よりずっと温めていたところ、村唯一の豆腐屋である「湧水の里」様からの求人相談をうけ、なんとか将来的に一緒に村の産業を盛り上げていけないかという発想から、何度か高校へ足を運び、ヒアリングをさせていただきました。先日訪れた豆腐マイスターのお話を工場長様から伺い、先ずは自分が豆腐マイスターの資格を取得し、指導者として立ち上がらなければ、というところからこのプロジェクトにつながりました。
大豆百粒運動 for High School
協力隊卒業後の起業の一つに、着受型観光事業を考案中ですが、地域の方々に受け入れやすい潤滑油の役割が子どもたちにはあるのではないかと思うと同時に、そのこと自体が村の看板になるのではと考え、動き出しました。その第一歩が、高校生大豆プロジェクトです。こうした私の想いと、全国どの高校も始めていない大豆100粒運動とが、豆腐マイスター協会を通してつながり、それなら是非にと真狩高校をつなげさせていただいたのが、未来に大豆を残すためのプロジェクト「大豆百粒運動 for High School」実施への運びです。
野菜作りがわかる高校生畑ガイドプロジェクト
自らが豆腐マイスターを取得したことで、こんなにも多くの方々とつながることができ、私自信にとっても、大変素晴らしい機会をいただきました。高校生たちがこのプロジェクトで、さらに授業が実践的にブラッシュアップされることを期待しつつ、次なる目標である「野菜作りがわかる高校生畑ガイドプロジェクト」につながればと思っています。
この第2のプロジェクトは、子どもたち自身のコミュニケーション能力を磨くチャンスとなり、将来への自信につながるのではないかと考えております。私が15年以上教育の現場に携わらせていただいたからこその視点かもしれませんが、このプロジェクトは、校長先生をはじめ、学校の先生方も関心を持っておられます。ぜひ、野菜作りがわかる高校生畑ガイドプロジェクトを立ち上げるべく、来年度に向けて体制づくりに取り組んでいけたらと考えています。そのためには最初の第一歩何を準備していけばいいのか、只今検討中です。
有機農業実習より(岡本農園)
近くの川でユリ根を洗浄
洗い方も丁寧
食用ユリ根の球根
まるで火星人の親子
軽トラで移動
人も畑も同じ休養中の畑
高校カフェ「La Lamikka」(道の駅内)
クリスマス商戦に臨む生徒たち
賑わう販売風景
クリスマスのユリ根モンブラン
(次回に続く)